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日本がん転移学会事務局
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会長挨拶(第28回会長)

夏越 祥次
(鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科 )

 2019年7月25日(木曜日)、26日(金曜日)に鹿児島市で第28回日本がん転移学会学術集会・総会を開催させていただきます。伝統のある本学会を開催させていただくことは、教室ならびに同門にとりまして大変光栄なことで、このような機会をいただきました名誉・功労会員、理事、監事、評議員、会員の皆様に深く感謝申し上げます。

 鹿児島での開催は、愛甲 孝名誉教授が2008年に第17回の本学会総会を開催されて以来11年ぶりになります。当時は事務局を担当して演題整理やプログラム作成をしていたことが懐かしく思いだされます。その後の10年間でがんの診断技術や治療法も大きな進歩を遂げ、治療成績の向上に寄与してきています。

  さて、今回のテーマは「見える転移、見えない転移との闘い」とさせていただきました。がんの治療成績の向上は転移の制圧によって決まるといっても過言ではありません。「見える転移」に関しては治療方針を決定するために正確な転移診断が重要です。その診断に基づき、手術療法、化学療法、放射線療法、分子標的療法、免疫療法を駆使して転移を制御する必要があります。治療効果を画像診断や遺伝子・分子生物学的診断で、どのように評価するかも重要です。近年、切除不能進行癌や遠隔転移例に対して、様々な治療後に手術(conversion surgery)を行い予後の向上が見られています。
 一方、「見えない転移」については、本当にがん癌細胞がないのか、がん細胞が存在するが見えていないのか、未だ不明なことが多くあります。実臨床では10年以上たって再発する症例もまれではありません。血中、骨髄、臓器、リンパ節などに潜む転移の本質について、様々な角度から、様々な手法を用いて、基礎的・臨床的に発表していただきたいと思います。

 7月の鹿児島は夏真っ盛りですが、暑さを忘れるくらいの熱い学会になることを期待しております。学会で一生懸命に勉強された後には、鹿児島の焼酎と食材を思う存分堪能していただければと思います。皆様の多くのご発表とご参加をよろしくお願い申し上げます。

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